手作りごはんを始める前に
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ペットの体調、体系、運動量に合わせて作る手作りごはん。私が手作りごはんをはじめたきっかけは、毎日同じ食事で犬は飽きないのだろうか?必要な栄養を補えているのだろうか?
という疑問を持ち始め、愛犬により健康に、ハッピーに暮らして欲しいという願いからです。 -
手作りごはんというと難しく思われる方も多いと思いますが、犬・猫に与えてはいけない食材を把握すれば決して難しくありません。例えば、人間もランチにステーキを食べたからディナーは軽めにしようとか、仕事で帰りが遅くなったからファストフードで済ませようという日もありますよね?
あまり難しく考えず“新鮮で旬の食材”を使って、気軽にチャレンジしてみてください。
手作りごはんの利点
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生のまま与えることができる
加熱では失われやすい酵素やビタミンもそのまま摂れるのが魅力です。素材本来の栄養を余すことなく取り入れることで、毎日の健康維持に役立ちます。
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原材料を自分の目で確かめられる
どんな食材を使っているかを自分の目で選べるため、安心感があります。アレルギーや好みに合わせて、自由に調整できるのも大きなメリットです。
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添加物を使わなくてよい
保存料や着色料に頼らず、自然のままの食材を活かせます。冷凍保存や作り置きの工夫で、余計な添加物を避けつつ長く使えるのも安心です。
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年齢・体調に応じて調整できる
成長期・シニア期・病中病後など、愛犬の状態に合わせて栄養バランスを変えられます。食欲や体調に合わせて細かく対応できるのは手作りならではです
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新鮮なものを与えられる
作ったその日に与えられるから、栄養も香りも新鮮なままです。ドライフードだけでは補えない“できたての良さ”を日々のごはんにプラスできます。
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飼い主も同じ素材を使える
愛犬用に用意した食材を人間用の料理にも活用できます。味付けを変えるだけで一緒に楽しめるので、家族全員の健康的な食生活にもつながります。
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同じ材料ばかりにならない
季節や気分に合わせて、肉・魚・野菜など様々な食材を取り入れられます。結果的に栄養が偏りにくく、飽きずに続けられる食事になります。
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旬を取り入れやすい
旬の食材は栄養価も高く、価格もお手頃です。季節の恵みを取り入れることで、健康だけでなく経済面にもメリットがあります。
与えてはいけない食材
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玉ねぎ・ネギ類
玉ねぎや長ねぎ、ニラなどのネギ類は赤血球を壊し、貧血を引き起こす原因になります。少量でも危険なため、加熱していても絶対に与えないようにしましょう。
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チョコレート・カフェイン類
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは中毒症状を招きます。少量でも下痢や嘔吐、重症の場合は命に関わるため厳禁です。
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ブドウ・レーズン
腎臓に大きなダメージを与える可能性があり、少量でも急性腎不全の危険があります。おやつや料理に含まれている場合も注意が必要です。
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香辛料・刺激物
唐辛子や胡椒などの香辛料は胃腸を刺激し、嘔吐や下痢を引き起こします。人用の料理の味付けをしたものを与えるのは避けましょう。
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アルコール・発酵食品
アルコールは少量でも中毒症状を起こし、危険です。発酵の過程でアルコールが含まれる食品や、発酵途中のパン生地なども与えないでください。
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キシリトール
ガムやお菓子に含まれる人工甘味料で、インスリンを過剰に分泌させ血糖値を急激に下げます。ごく少量でも命に関わる可能性があるため注意が必要です。